保護者ができる 子どもたちのインターネット利用のポイント
子どもたちがインターネットを利用する上で保護者の役割・知っておくべきことを記載した「お子様が安全に安心してインターネットを利用するために保護者ができること」リーフレットを掲載しました。(内閣府ほか関係府省庁発行)
※画像をクリックするとリーフレット(PDF)を別画面で表示します。
近年、スマートフォン等の急速な普及に伴い、無料通話アプリや SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)、オンラインゲーム等のいわゆるソーシャルメディア等を利用して利用者が高い利便性が得られる一方、長時間利用による生活習慣の乱れや、それらの不適正な利用により、青少年が犯罪被害に遭遇したり、いじめやプライバシー上の問題等につながるケースも見られます。
このため、未来を担う青少年が、そのようなリスクとそれに対する対応を理解した上で、スマートフォン等を正しく利活用できる環境を整えることが、従来にも増して重要となっています。
私たち保護者も以下のことについて理解し、取組みを行っていきましょう。
1 スマートフォン等の購入時における対応
子どもたちが利用するスマートフォン等を購入・契約する際、青少年インターネット環境整備法※1に基づき、法律上義務とされている利用者が青少年である旨の申し出を行うとともに、フィルタリング※2について説明を受けましょう。
なお、フィルタリングの設定に際し、ID・パスワード等を使用する場合には、青少年ではなく保護者が設定・管理をしましょう。
※1 青少年インターネット環境整備法(抜粋)
(携帯電話インターネット接続役務提供事業者の青少年有害情報フィルタリングサービスの提供義務)
第十七条 携帯電話インターネット接続役務提供事業者は、携帯電話インターネット接続役務を提供する契約の相手方又は携帯電話端末若しくはPHS端末の使用者が青少年である場合には、青少年有害情報フィルタリングサービスの利用を条件として、携帯電話インターネット接続役務を提供しなければならない。ただし、その青少年の保護者が、青少年有害情報フィルタリングサービスを利用しない旨の申出をした場合は、この限りでない。
2 携帯電話端末又はPHS端末をその保護する青少年に使用させるために携帯電話インターネット接続役務の提供を受ける契約を締結しようとする保護者は、当該契約の締結に当たり、携帯電話インターネット接続役務提供事業者に対しその旨を申し出なければならない。
※2 「フィルタリング」
インターネットのサイト等を一定の基準で評価判別し、違法・有害なサイト等の閲覧を制限することができる仕組み。
スマートフォンでは、スマートフォン対応のフィルタリングの利用が必要です。
また、ゲーム機や音楽プレイヤー、タブレット端末等、インターネットに接続することが可能な端末でも、安心・安全に利用するために、フィルタリングを利用することが重要です。
2 家庭における利用のルール作り
リーフレット等を参考に、スマートフォンやソーシャルメディア等のリスクについて親子で話し合った上で、正しく利用するための家庭のルールを作り、守るようにしましょう。
(家庭のルールに盛り込むべき内容の例)
・ 携帯電話を利用する場所や時間帯を決めましょう。
・ 書き込みや投稿をするときには、よく考えてから行いましょう。
・ 自分や友人の個人情報に関する書き込みや写真の投稿はやめましょう。
・ 他人を傷つけるような投稿や、公共ルールやマナーに反するような情報の投稿はしてはいけません。
特に、写真を投稿するときは十分に注意しましょう。
・ トラブルに巻き込まれたときやその可能性があるときは、保護者や学校に相談しましょう。
3 学校や地域における取組み
小・中学校、地域団体と連携し、スマートフォン等の安心・安全な利用に関して、子どもたちや保護者、教職員の意識を高めるような取組みについて、できる限り行っていきましょう。
(取組みの例)
・ 研修会やセミナー等の開催
・ 授業や総合学習等の時間における話し合い
・ 学校や地域で、正しく利用するための取組のアイディアやキャッチフレーズを募集